
金閣寺 正式名称を鹿苑寺といいます。

1994年(平成6年)、ユネスコの世界遺産(文化遺産)「古都京都の文化財」に登録。

金閣寺の一層は寝殿造り、二層目は武家造り、三層目は中国風となっています。
一層は金箔を張らず素木仕上げとし、二層と三層の外面(高欄を含む)は全面金箔張りです。
三層は内部も全面金箔張りです(床面を除く)。

屋上の鳳凰像

陸舟(りくしゅう)の松
足利義満手植えと伝えられる松。京都三松の一つ。
金閣寺をあとにして、「仁和寺」へ行くことにしました。
ところが、金閣寺前で乗ったタクシーの運転手さんは、
タクシー「仁和寺も良いけど、今の時期は原谷苑のほうがお薦めですよ。」
私 「原谷苑??? この近くですか??」
タクシー「ひと山越えた所にありますが。」
私 「山越え?、滋賀県?、福井県?、まさか日本海側?・・」と、(心の中で呟き、)
「何キロ程走りますか?」と、一応尋ねたら、
タクシー「料金だと1000円ぐらいです。」
私 「宜しくお願いします。」
と、こんな感じでタクシー運転手さん一押しの「原谷苑」へ。
山越えとは、衣笠山のことのようですね。

「原谷苑」 こんな素晴らしい桜の名所があるとは、全く知りませんでした。

原谷苑
原谷苑は金閣寺から北西の山間、原谷にある桜の名所でした。
苑内の桜は20数種類。4000坪の敷地に400本以上。
紅しだれ桜が咲き出し、薄墨桜、染井吉野、メインの八重紅しだれ桜、
黄桜、緑桜、菊桜、郷桜などが4月下旬まで順次咲き続けるそうです。

原谷苑
何処を歩いてもしだれ桜で覆われて空が見えないほどです。
何処を歩いても観光客の驚きの歓声が聞こえます。
これだけの桃源郷を歩けるのなら、1,200円の入園料も高くはありません。
(ピーク時の土日は、1,500円です。)

原谷苑

原谷苑
そして、数々の桜の木の下には、満開のミツバツツジ、ユキヤナギ、レンギョウ、
シャクナゲ、ツツジ等、春の花々が一面に隙間なく咲き誇り、本当に凄いんです。
これほど美しい光景を見たことがありません。
奈良県吉野山の満開の千本桜、長野県高遠城址公園の桜、千鳥ヶ淵の桜に負けていません。
いえ、以上なのです。
常にポーカーフェイスの私も驚きと感動の連続です。
「タクシーの運転手さん、ありがとう!」と、感謝。
原谷苑の所在地 京都市北区大北山原谷乾町36番地
大変名残惜しいのですが、原谷苑にお別れして、タクシーで10分ほどの仁和寺へ向かいます。

仁和寺 五重塔と名勝御室桜
仁和寺は真言宗御室派の総本山です。
平成6年(1994年)に古都京都の文化財の1つとしてユネスコの「世界遺産」に登録されました。

御室桜

御室桜は、遅咲きで、背丈の低い桜です。

仁和寺 五重塔と御室桜

仁和寺 五重塔と御室桜

仁和寺 五重塔

仁和寺 金堂(国宝)
仁和寺の本尊である阿弥陀三尊を安置する御堂。
慶長年間造営の御所 内裏紫宸殿を寛永年間(1624〜43)に移築したものです。
現存する最古の紫宸殿です。
京都世界遺産桜巡り旅行 写真撮影日 2014年4月7日〜10日