2008年08月26日

飛行高度 10000m 上空 航空機(飛行機)からの環水平アーク(水平環・逆さ虹)

上空(航空機)からの環水平アーク(水平環)


上空(航空機)からの環水平アーク(水平環)

2008年8月8日 12時44分 静岡県上空より撮影

2008年8月8日、静岡県上空に七色の虹が水平に伸びたように見える環水平アーク(水平環・逆さ虹)と呼ばれる気象現象が出現。飛行高度 10000m 上空(航空機)より捉えた写真は、珍しいかもしれません。

環水平アーク(水平環)とは・・・

環水平アークは太陽高度が58度以上の時に現れます。
日本では春から秋までの太陽高度が比較的高い正午前後にしか見ることができない現象で、
雲の高度や薄さなど微妙な気象条件が重なった時にだけ起こるもので極めて珍しい大気光学現象らしいです。
色は比較的鮮かで、太陽に遠い側が青で近い側が赤。
彩雲と間違われることもあるそうです。
(彩雲は巻積雲や高積雲などの雲の縁にそってみられるものです。)

一般の虹は太陽光が空中の球形の水滴によって太陽光が屈折・反射することで起こり、
太陽と反対側に見えますが、環水平アーク(水平環)は上空5000メートル以上の
薄い雲の中に漂う六角柱の形をした氷の結晶が,ある決まった方向にそろって分布するときにのみ、
太陽光を屈折させることにより発生し、太陽と同じ側(下側)に見えます。

また、太陽高度が32度以下の時に現れる大気光学現象を環天頂アーク(天頂環・天頂弧)といいます。





本館サイト(高画質風景写真集) 東京風景写真 宵祭り-Digital Photo by Yoimatsuri



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