撮影日時 2014年10月8日 19時42分53秒
皆既月食の月は真っ暗になって見えなくなるわけではなく、赤銅色に見えます。
これには夕陽を赤く見せるのと同じ「散乱」という現象が関係しています。
太陽の光が地球の大気を通過するとき、
波長の短い青い光は空気の分子によって散乱してしまいますが、
波長の長い赤い光は空気の分子の影響を受けにくいため、
光を弱めながらも通り抜けることができます。
そして、地球の大気を通過した赤い光は大気でわずかに屈折するので、
地球を回り込んで月を照らします。
そのため皆既月食の月は赤く見えるのです。
■■■■■■ 2014年10月8日の皆既月食の撮影画像を時系列に並べてみました。■■■■■■
因みに国立天文台による【東京での見え方】は、
部分食の始め 8日18時14.5分
皆既食の始め 8日19時24.6分
皆既食の最大 8日19時54.6分(1.171)
皆既食の終わり 8日20時24.5分
部分食の終わり 8日21時34.7分